【其の二十五】うおおおおおお

まず時を遡ること昨日の夜11時。

 

バイトを終え、帰宅した私。

 

風呂に入って落ち着こうとした矢先、

バイト先の制服のポケットに何やら塊が。

 

なんだ?と思い取り出したら、

バイト先のシャッターの鍵がそこには入っていた。

閉店作業をした後、戻さずに持って帰ってきてしまったのだ。

 

顔面蒼白な私。

明日、朝イチで出勤する人が朝の7時だとシフト表で確認する。

 

店長に連絡すると百怒られるだろう。

そう思った私はバイト先に向かった。

 

なお、深夜に入ることはできない。

そのようなことをしたら、警備会社がやってきてしまう。

 

ではなぜバイト先に私は向かった?

なんと私はこのときバイト先の前で完徹をおこない、

朝イチ出勤の人に鍵を渡そうと考えたのだ。

 

無謀すぎる挑戦。

近くのコンビニでリアルゴールドを買うなどして、なんとか夜の3時までは耐えた。

 

だが脆い私の身体は悲鳴をあげる。

一回家に帰って6時くらいにまた来よう。

 

そう誓い、家に帰る。

ソファの温もりが私を包み込む。

今5時10分だな。

そう確認したのが最後の記憶。あとちょっと。

 

はっ!私は急に目が覚めた。

そのとき5時40分。

なんとか寝過ごすことだけは避けられたようだ。

 

そして、ドラッグストアに向かい、

朝イチの人に少し引かれながらも、

鍵を渡すことに成功はした。

 

その後授業を大学に受けに行ったのだが、

私は見事に腹を下した。

エナジードリンクを飲むと私は腹を壊すのだ。

 

そして、今ももがいている。

今日の夕食はおかゆだ。

 

うおおおおおおおおおおおおおお。

 

神よあなたは無力だ!

 

1人の男の腹痛も治せないなんて!