【其の五十八】機械化

バイト先、私は機械と化す。

動く機械、人間である必要はない。

コストパフォーマンスがいいだけ。

 

協調性を持たない私は、透明人間である。

 

一匹狼ではない。もはや一つの機械である。

 

自分がバイト先を辞めても、雨が降り、雷が落ちれば、みんなは私を忘れるだろう。

 

社会が憎いならば狼煙を上げようではないか。

孤独な者の復讐劇が幕を開ける。