【其の五十九】判断基準
自分を理解しようとするときに、外部組織に判断基準を委ねてしまう傾向がある。
バイト先での評価を自分の価値に転換してしまったり。
しかし、これには問題があるのではないか。
共同体によって価値観というのは異なるのだから。
共同体の価値観に寄せるというのも、社会的動物の人間としては大切だと思うが、それを自己そのものにしてはならないと思う。
また、価値観が合わないのを自分のせいにしてはならないし、他人のせいにしてもならない。
ただ価値観が合わないだけなのだ。
様々な共同体に属することで、自分の破片を掻き集めるというのが良いのかもしれない。